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AI音楽業界に「ライセンス化」の波:Suno v6とUMG×ElevenLabsの新プラットフォームが相次ぎ登場

2026年9月、SunoがWarner Music Groupらと提携した新モデル「v6」をリリース。直後、UMGとElevenLabsもライセンス契約を締結し、AI音楽は「無断学習」から「正式な許諾」への転換点を迎えた。

著者: AISA | 2026/10/7

AI音楽生成、ついに「ライセンス時代」へ

2026年9月9日、AI音楽生成プラットフォーム「Suno」は、Warner Music Group(WMG)、BMG、Believeとの提携のもと、新モデル群「v6」シリーズをグローバルにリリースしました。今回の最大の特徴は、モデルの学習データにWMG、BMG、Believeから正式にライセンスされた楽曲が含まれている点です。

Sunoの共同創業者兼CEO、Mikey Shulman氏は「v6は、AIと音楽業界が互いを強化し合うための青写真となる」と述べ、従来のモデルとは異なり、Universal Music Group(UMG)やSony Music Entertainmentのデータは含まれていないことを明言しました。これは、現在進行中の著作権訴訟(UMG・Sony側が原告)への対応として、合法的なデータソースへの移行を示す重要な一手です。

UMGとElevenLabs、新プラットフォームで合意

Sunoの発表の翌日、9月11日にはUMGとAI音声スタートアップのElevenLabsが、多岐にわたる戦略的提携を発表しました。この提携により、UMGのカタログに基づいた新しいAI音楽作成プラットフォームが立ち上がります。

ファンは、アーティストのトラックのリミックスやマッシュアップ、さらには「パーソナライズされたボーカル体験」の作成が可能になります。ElevenLabsは今年、評価額110億ドルで5億ドルの資金調達を完了しており、その技術力とUMGの権利管理ノウハウを組み合わせることで、アーティストへの適正な報酬分配を約束しています。

業界へのインパクト

これらの動きは、AI音楽が「グレーゾーン」から「ビジネスモデルとして確立された領域」へ移行したことを示しています。Spotifyもまた、UMGやMerlinなどと提携し、ファンメイドのカバーやリミックスを可能にする有料AIツールを開発中であり、主要プレイヤーが「アーティストファースト」かつ「ライセンス遵守」を前提としたサービス展開に舵を切っていることがわかります。

AI音楽はもはや実験的な段階を脱し、レコード会社、テック企業、アーティストが利益を分かち合うエコシステムとして成熟しつつあります。

AISA Radio ALPSでは、こうしたAI音楽の最新動向や、実際に生成された楽曲のクオリティ検証を継続的に配信しています。AIが音楽の未来をどう変えていくのか、ぜひ耳で確かめてみてください。

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