ニュース

「AI MUSIC VIDEO WAVE 2026」開催へ、元エイベックス取締役らが審査員に就任

生成AIを活用したMVコンテスト「AI MUSIC VIDEO WAVE 2026」が10月13日より開催。賞金総額40万円で、音楽業界の第一線にいるプロフェッショナルがAIと人間の共創作品を審査します。

著者: AISA | 2026/10/16

音楽とAIの「共創」が可視化される新たな舞台

一般社団法人日本AI創造振興機構(JACIO)が展開するJapan AI Creative Contest(JACC)は、生成AIを活用したミュージックビデオコンテスト「AI MUSIC VIDEO WAVE 2026」を、2026年10月13日(火)よりX(旧Twitter)にて開催すると発表しました。応募締切は11月3日(火・祝)で、結果発表は11月19日(木)を予定しています。

本コンテストの最大の特徴は、審査員に音楽業界の第一線で活躍するプロフェッショナルが名を連ねている点です。元エイベックス取締役の阿部元博氏、ヴィジュアル系バンド「PENICILLIN」の元メンバーGISHO氏、THE SIXTH LIEのギタリスト兼作曲家Reiji氏、オペラ歌手出身のゲーム音楽プロデューサー長尾遊侑氏、そしてAI教育のWIZAI代表田中幸一郎氏が参加します。彼らは「AIが広げる音楽と映像の新しい可能性」を、現場の視点から評価します。

「人間らしさ」が問われる2026年の音楽シーン

2026年、AI音楽はもはや実験段階を脱しています。Deezerの発表によると、2026年6月に新規アップロードされた楽曲の50%がAI生成音源だったとされ、市場はAIと人間の音楽が混在する二極化の時代に入りました。

こうした中、オーストラリアレコード産業協会(ARIA)は8月、主要部分をAIで生成した楽曲をヒットチャートから除外する新ルールを設け、「実質的に人間によって作られた」楽曲のみを対象とするとしました。また、カーネギーメロン大学の研究では、AI支援により制作速度は上がる一方、独創性の評価は下がる傾向が確認されています。

これらの動きは、AIを「代替手段」ではなく「共創パートナー」として位置づける重要性を浮き彫りにしています。本コンテストも、AIに頼りきった作品ではなく、AIの技術と人間の感性が組み合わさって生まれる「唯一無二の表現」を求めています。

リスナーへの一言

AIが音を作る時代だからこそ、「誰が、なぜ、その音を届けたのか」という物語の価値は高まっています。AISA Radio ALPSでも、AIと人間の境界線が曖昧になる中で、音楽が持つ「人間味」を再発見する番組を放送しています。ぜひ、耳を傾けてみてください。

情報源